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 「台湾フェアin群馬」の写真を掲載しました。     (2017/7/16掲載)
平成29年7月15日(土)、16日(日) 会場:群馬会館
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 伊勢崎市議会が台湾出身者の戸籍上の表記是正を政府に求める意見書を可決! (2016/10/06追加)

 平成28年9月30日の伊勢崎市議会で上記の意見書が賛成多数で可決されました。 少し解説を加えますと、現在、日本において、台湾出身者の方が帰化したり、日本人と結婚した場合、戸籍(国籍・出生地)には、「中国」か「中国台湾省」と表記されます。 このことに関して、特に下記の2点が問題となっています。

1.在留カード、外国人基本台帳との整合性
 戸籍上は、「中国」か「中国台湾省」なのに、平成24年から実施されるようになった『在留カード』と『外国人基本台帳』では、「台湾」と表記されるようになった。 したがって、法務省内の文書には、それぞれ違った表記となって整合性がとれていないこと。
<補足>
平成24年から、それまでの外国人登録証明書に変わり、『在留カード』と『外国人基本台帳』が発行されるようになった。

2.「中国」とは当初は中華民国のことだった
 この戸籍上の「中国」は、現在では「中華人民共和国」ととらえられます。 しかし、当初はこの「中国」は、「中華民国」すなわち「台湾」を表していた点です。同じ「中国」表記でありながら過去と現在とで違った国を指していること。
<補足>
当初とは・・昭和39年6月19日付で出された法務省民事局長通達「中華民国の国籍の表示を『中国』と記載することについて」が根拠となり、戸籍上台湾出身者を「中国」としました。(参議院、平成23年8月19日「答弁書第256号」) その後、昭和47年日本が「中華人民共和国」と国交樹立し、台湾と断行したが、この国際関係を反映しないまま、台湾出身者の戸籍にこの「中国」が記載され続けている。

 私たちが、大切にしたいのは、日本における台湾出身者の方々に対する『尊厳と人権』を守ることです。 日本側の無作為と放置のために、帰化された台湾の方が「私の出身は、台湾であって中国と記載されることは自己のアイデンティティーが傷ついた気分になる。」と述べられていることを思い起こす必要があります。 台湾において、中華人民共和国に対する譲歩する馬総統の国民党政府に対して大規模な学生デモは記憶に新しい所ですが、その流れから民進党蔡英文総統が生まれました。それが台湾の中華人民共和国(中国)にたいする思いです。

 今回の伊勢崎市議会の上記意見書の可決には、当会顧問の伊藤純子市議会議員が率先して動かれ成立いたしました。共産党議員2名以外の圧倒的多数で可決されたのことですばらしい成果です。上毛新聞平成10月1日の一面でも紹介されました。

 同じ主旨の意見書は、平成24年に石川県議会、宮城県議会、平成28年になって柏崎市議会、鎌倉市議会で可決されています。 今回の伊勢崎市議会の可決でさらに日本中に広がることを期待いたします。

 台湾を中国領土とする文科省「社会科教科書検定」糾弾!街宣・署名活動
 (2013年10月20日:JR高崎駅西口)

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